理由はいろいろとあるかと思うが、「仕事を辞めたい」と考えているあなたは以下のような悩みを抱えてはいないだろうか。
- 本当に辞めても良いのだろうか
- 3年は続けるべきだろうか
- 世間や周囲の人間はどう思っているのだろうか
退職・転職は勇気のいる決断だ。
しかし、「仕事を長く続けることが絶対」という時代は終わりをむかえた。
この記事では退職・転職に悩むあなたの背中をとことん押していきたい。
- 仕事が辛いなら辞めてもいい
- 仕事が辛いなら3年継続しなくていい
- 退職・転職は決して悪い事ではない
就職したらまず３年？そんなことはない
世間でよく耳にするのが「就職したらまず３年は働いた方がいい」という言葉。
そう言われるのには以下のような理由がある。
- 人並みのスキルを身に着けるのに最低３年はかかるから
- ３年継続しないと転職で不利になるから
- ３年継続しないと退職金がもらえないから
- 「石の上にも３年」だから
- 会社への礼儀として3年は続けた方がいいから
「3年」は苦痛を我慢するには長過ぎる
「3年頑張る」という事が必ずしも悪い事だとは言わない。
しかし、よく考えてみて欲しい。
あなたがもし今の仕事をする中で肉体的・精神的苦痛を感じているならば、それを我慢するには「3年」はあまりにも長い時間だ。
苦痛を我慢して得られるものは何だろうか。退職金？ スキル？
それらは我が身と膨大な時間を削ってまで手に入れたい物だろうか。
「3年」あれば色々な事ができる
「3年」あれば何が出来るだろうか。
「3年」ってのは、高校に入学してから卒業するまでと同じ時間だ。
興味のあったスキル習得に時間を費やすもよし。
自分らしくいられる職場を探すもよし。
副業を探す事だって出来るだろう。
退職・転職に対する世間の目は気にするだけ無駄
ここ日本において、定年を除く退職・転職者に対するネガティブな偏見の目があるのは事実だ。
東に仕事を辞めたい者あれば、根性がないと言い
西に転職したい者あれば、ここでダメなら次もダメと言い
南に人間関係に悩む者あれば、我慢しろと言い
北に安月給で悩む者あれば働けるだけありがたいと思えと言う
これらのような、いわゆる根性論は日本に深く根付いている。
根性論で働く時代は終わった
個人がこなせる範囲や能力に明らかに見合っていない仕事を押し付ける。
出来なければ努力が足りない・やる気がない・俺が若い頃はと攻め立てる。
日本の社会では我慢し耐え続ければそれに見合った報酬が与えられるわけではない。
今の上司に求められているのは、理想を押し付ける事ではなく、部下の自発性を促せるかということ。
理不尽な根性論は糞である。畑の肥やしにもならない。
他人を納得させなくていい
あなたが人生を選択する時、他人に介入される筋合いはないし納得させる必要もない。
「あなたの為を思って」とかきれいな言葉で飾ってくる馬鹿野郎がよくいるが、そういう連中は大概あなたの為ではなく自分の為に言っている。
「自分はこんなに頑張ってるのになんであいつは」というように自身の立場を肯定したいだけ。
ある程度の幸福を感じている人間はわざわざ他人の選択に土足で踏み込むような事はしない。
大切なのは他人を納得させる事ではなく、自分が納得できるかどうかという事。
人手不足は会社の責任
責任感の強い人なら「今の会社は人手不足だから、辞めたら迷惑になるのではないか」と考えてしまうかもしれない。
あるいは転職の話を切り出した時に、上司からこれを理由に引き止められるかもしれない。
しかしよく考えてみよう。
人手不足は会社の責任であり、あなたがこの責任を一緒に背負う筋合いはない。
一緒に背負ったところで、会社側はあなたの人生を背負ってくれるわけではない。
あなたが会社の存続よりも人生を大事にしたいと望んでいるのであれば、迷わなくていい。
多くの人が転職したいと思う理由
仕事を辞めたいと悩む人の理由は大体決まっている。
王道は以下のものだ。
- 人間関係の不満
- 給料の不満
- 労働時間の不満
- やりがいが無い
当たってるでしょ？
少し掘り下げてみようか。
人間関係の不満
人間関係にもいろいろあるが、中でもパワハラやいじめをするような人間がいる場合、そのストレスは尋常ではないだろう。
会社という狭い箱の中に多くの人間が缶詰のように詰まっているわけだから、1人や2人くらい気に入らない人間がいても何ら不思議ではない。
それは上司だったり、同僚だったり部下だったりするわけだ。
中には攻撃的な言動をしたり、陰で同盟を組み1人に対し複数で攻撃してくる卑怯者もいたりする。
給料の不満
お金は大事だ。
よく「年齢別・業種別の平均給料」みたいなデータを目にすると思う。
データで比較するのは良いのだが、何よりもまず「あなたが今の給料で苦痛を感じていないか」という事の方が大切だ。
労働時間の不満
度重なる残業を強いられる会社というものは残念ながら存在する。
そして人間の体力・精神力には限界がある。
特に精神(メンタル)については回復までにかなりの時間がかかる。
壊れてしまってからでは遅い。
やりがいが無い
やりがいと言っても仕事の内容だったりそれに対する報酬(給料)だったりと様々な為、一概には言えない。
やりがいとは、すなわちモチベーションだ。
上で挙げたような事柄が阻害要因となる事もある。
また、根本的に今の仕事が自分のやりたい仕事ではないという事もあるだろう。
仕事を辞めたいと悩む人は割といる
厚生労働省の調査によると令和２年度における一般労働者の離職者数は約３万９千人、離職率は10.7%となっている。
何が言いたいかって、仕事をする中で「今の仕事を辞めたい・転職したい」と悩んでいるのは、あなただけではないから安心してねって事。
まとめ
退職・転職は決して悪い事ではないとここに宣言する。
真の善意を持たないコバエ共の羽音は気にしなくていい。
本当の意味であなたを大切に出来るのはあなただけだから。
辛い時は逃げたっていい。ただ、目を背けてはいけない。
逃げることと目を背けることは違う。
あなただっていずれは前を向くからこの記事を読んでるんだろ？
なら大丈夫。まずはお茶でも飲んで、ゆっくり考える事から始めればいい。
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