【求人の闇】ブラック企業求人の見分け方!いくつかの例・文言をもとに解説!

転職に関して

転職をするなら、できるだけ今の職場よりも好条件なところへ転職したいと思わないだろうか?

求人の中には言葉巧みに好条件に見せかけた、いわゆる「ブラック求人」が存在する。

よりよい転職のためには、ブラック求人を見極める力が必要だ。

この記事では、そんなブラック求人の見分け方・特徴を解説していく。

この記事を読めばブラック求人を見極める力がつき、転職後に求人と実際の条件が違ったなどのトラブルを避けることができるぞ。

ブラック企業求人の見分け方・特徴

ブラック企業が出す求人には以下のような特徴やキーワードがあることが多い。

※一例であり、特徴が該当したからといって必ずしもブラック企業であるとは限らない。

  • 極端に給料が低い・高い
  • 年間休日の記載がない
  • 固定残業制(みなし残業)・年俸制
  • 採用人数が極端に多い
  • 飲み会やサークルなどの写真が多い
  • 聞いたことのない職種
  • 「アットホームな職場です!」
  • 「未経験者歓迎!」+ 精神論
  • 「若手が活躍!」
💀 極端に給料が低い・高い

【給料が低すぎる】

日本では最低賃金制度に基づき賃金の最低限度が定められており、従業員の同意があったとしても最低賃金を下回る給与で働かせることは違法になる。

あまりにも給料が低い場合は違法労働の可能性もある。

【給料が高すぎる】

好条件にも見えるが、その裏には罠がある可能性がある。

例1:極端に休日が少ない

例2:達成困難なノルマを課している

💀年間休日の記載がない

例えば「週休2日制」だけの記載など。

「え、週に2回休めるならいいほうじゃん!」と思ったそこのあなた。

実は週休2日制というのは、毎週2日の休みが必ずあるという意味ではないんだよ。

休日の多さを優先したい人にとっては致命傷となるだろうから、気になったら確認しよう。

求人の休日記載について詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでほしい。

しっかりと「年間休日〇〇日」と書いてあれば安心だな。

💀固定残業制(みなし残業)・年俸制

固定残業 (みなし残業) とは、月々の基本給などに一定の残業代が含まれているというもの。

年俸制とは、1年間の給与総額をあらかじめ決定しておく制度のこと。

両者の共通点は「労働時間に関わらず」という点。

あらかじめ支払う給与 (その一部) が決まっているため、その分残業をさせやすい環境になっている。

これを悪用し、異常なまでの量の残業を強いる可能性があるということだ。

年俸制について詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでほしい。

💀採用人数が極端に多い

常に求人を見かける・採用人数が極端に多いという場合も注意が必要だ。

事業拡大に伴う増員などであれば納得できる。

しかしそうではない場合、「ブラックであるが故に離職者が多い」という可能性がある。

💀飲み会やサークルなどの写真が多い

みんな笑顔で写っている飲み会やスポーツクラブなどの写真は楽しそうに見えるだろう。

しかし冷静に考えると、これは業務時間外に撮られたものだ。

大勢でワイワイするのが好きな人はよいのだが、騒がしいのは苦手・プライベートを優先したいという人もいるだろう。

毎月、挙句の果てには毎週何かしらの集まりがあるのは地獄だろう。

💀聞いたことのない職種

「テレフォンオペレーター」、「ハウスメンテナンスアドバイザー」、「ライフコンサルタント」、「ドリームナビゲーター」

・・・ハァ?

なんかカッコいい・特殊な仕事なのかも…とか思わないように。実態は以下だ。

  • テレフォンオペレーター → 電話対応
  • ハウスメンテナンスアドバイザー → リフォームの営業
  • ライフコンサルタント → 保険の営業
  • ドリームナビゲーター → 教材の営業

意味不明だな。

💀「アットホームな職場です!」

アットホームとは、「家のように居心地がいい・家庭的」という意味。

でもよく考えてみて。

何をもって居心地がよいとするかは人それぞれ違くね?

Aさんにとっては居心地がよくてもBさんにとってはそうじゃないかもしれない。

仕事とプライベートを分けたいという人もいるはず。

人間だもの。

💀「未経験者歓迎!」+ 精神論

「未経験者歓迎!やる気が大切です!熱意があれば大丈夫!」

やる気・熱意・夢・希望・成長などのポジティブなキーワードをやたら並べる求人には注意しよう。

実態は劣悪な環境で、精神論で乗り越えさせようとする時代遅れな会社かもしれない。

少年ジャンプじゃないんだからさ。

💀 「若手が活躍!」

若手が活躍という言葉の裏には以下のような背景があるかもしれない。

  • 人員の入れ替わりがが激しいため、若手を使い回している
  • 人員不足を活気のありそうな言葉で誤魔化している

若手じゃなくても活躍してほしいな。

その求人、「あなたにとっては」ブラック企業かも

ブラック企業に明確な定義はない。

一般的には以下のような特徴が挙げられる。

  • ハラスメントの横行
  • 極度の長時間労働 (残業) とノルマがある
  • 残業代が出ない
  • 休日が少ない (有給休暇が取得できない)
  • 労働時間に対し給料が少ない

など

ここで取り上げたいのは「休日」「給料」について。

あなたの求める条件によりブラック企業になりうる

あなたが転職先にどのような条件を求めるかにより、その企業はブラックになりうる。

「休日」と「給料」を比較した極端な例を挙げよう。

※実際は賞与や昇給・手当などの条件も考慮する。

あなたが給料よりも休日の多さを優先したい場合、【B企業】に転職した方が満足した生活を送れるかもしれない。

あなたが休日よりも給料を優先したい場合、【A企業】に転職した方が満足した生活を送れるかもしれない。

ハラスメントや長時間労働がなくても、あなたの求める条件にそぐわない場合、あなたにとってはその企業が「ブラック」に思えてしまう場合があることを頭に入れておいてほしい。

まとめ

ハラスメントや過度な残業などがなくても、あなたが転職に求める条件によりその企業はブラックにもホワイトにもなりうる。

ブラック企業求人に多い特徴を紹介してきたが、当てはまったからと言って必ずしもブラック企業であるとは限らない。

気になる点があったら見学や面接の際に聞いてみたり、ネットで口コミや評判を調べてみることが大切だ。

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