【転職有利】正社員の退職までの流れ。上司への相談~退職までを徹底解説!

転職に関して

退職を考えているあなたは、以下のような疑問を抱えてはいないだろうか。

  • まず何をしたら良いの?
  • どんな手続きが必要?
  • どんな書類が必要?
  • 有給休暇は?

出だしから躓かない為には、退職の流れや必要な手続きを把握しておく事が大切だ。

この記事では退職までの流れを段階的に解説していく。

この記事を読めば退職の流れ・やるべきことが分かり、スマートな退職が可能となるだろう。

また、転職活動を有利に進めることができるぞ。

結論

大まかな退職の流れは以下の通り。

退職までの流れ

多くの会社は就業規則として、「退職の申し出は退職の2~3ヵ月前まで」としている。

上の図をもとに少し掘り下げてみようか。

2~3ヵ月前

退職の意思表示 (直属の上司に!)

退職を決意したら出来るだけ早く直属の上司にその意思を伝えよう。

同時に「退職願」の提出が必要かどうかも確認しておこう。

すると後日、退職日の日程や業務の引継ぎ等のスケジュールを話し合う時間がもらえる。

退職願の具体的な書き方を知りたい人はこちらの記事を読んでほしい。

スケジュール調整 (有給休暇は忘れずに!)

スケジュールの話し合いに加えて、あなたの残りの有給休暇を全て使わせてもらえるよう話をする事も忘れないように。

退職するのに有給休暇まで消化するのは申し訳ない?

安心してほしい。

有給休暇は労働者に与えられし平等なる権利だ。

あなたが使用することで不利益になる事は何もないし、会社側はその申し出を断ることは出来ない。

「退職後が有利になる」おすすめの有給休暇の消化法

最終出勤日の翌日から有給休暇の消化を始め、有給休暇の最終日を退職日とすることをおすすめする。

これなら再度会社に顔を出す必要はないし、休暇の間に転職活動や引っ越し等の準備を進められる。

言い方は悪いが、有給休暇の消化はいわば退職後の資金調達って事だな。


1ヵ月前

退職届の提出 (PCでもOK!)

一般的なマナーとしては手書きが望ましいが、別にPCで作成しても構わない。

検索すればテンプレートがダウンロードできるぞ。

退職届の具体的な書き方について知りたい人はこちらの記事を読んでほしい。

業務の引継ぎ (計画的に!)

後任が問題なく業務を引き継げるよう、必要な事はより具体的に資料にまとめよう。

時間がかかりそうな場合は、前の項目で上司に退職の意思表示をした段階から作成に取り掛かっておこう。

早め早めの行動が大事になってくるぞ


2~1週間前

取引先への挨拶回り (メール・挨拶状でもOK!)

挨拶で伝える内容は会社側へ確認し、その意向に沿うようにしよう。

中には事情により取引先へ顔を出せない・顔を出したくないという場合もあるだろう。

そんな時はメールか挨拶状で済ませよう。

一般的に伝える内容は以下の通り。

  • 退職日
  • 後任と引継ぎについての説明
  • 感謝の言葉

退職理由は「一身上の都合」で大丈夫だ。

後任の引継ぎ (可能なら後任者も同行!)

取引先へ直接出向き挨拶をする場合は後任者にも同行してもらうといいぞ。

お世辞でも後任者の顔を立てるように紹介しておこう。


退職日(最終出勤日)

備品の返却

返却するものは以下の通りだ。

  • 身分証明証 (社員証やIDカード等)
  • 健康保険被保険者証 (「保険証」の事)
  • 名刺
  • 通勤定期券
  • その他支給品 (紙の資料やデータ、支給された電子機器など)

受け取る書類 (退職後の活動に必要になる!)

退職時に受け取らなければならない重要な書類がある。

退職後の生活や転職活動に関わってくる為、必ず受け取るようにしよう。

受け取る書類は以下の通りだ。

  • 離職票
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳

ここでは簡潔に説明するが、詳しく知りたい人は以下の記事を読んでほしい。

離職票

離職したことを証明する正式な書類だ。

正式名称は「雇用保険被保険者離職票」という。

ちなみに「1」と「2」の2種類があり、それぞれ「離職票-1」「離職票-2」と呼ばれる。

あなたは「1」と「2」の両方を受け取る必要がある。

ハローワークで失業手当の申請をする際に必ず必要となる書類だ。

退職日から10日前後で受け取る事が出来るぞ。

一般的な受け取り方法は郵送だ。

会社側に受け取り方法や日付を確認しておこう。

失業手当についてはこちらの記事を読んで欲しい。

雇用保険被保険者証

雇用保険に加入している事を証明する書類だ。

見た事がないかもしれないが正社員であれば必ず加入しており、会社側がそれを管理している。

新たな就職先で引き継ぐため提出が求められるぞ。

確実に受け取り、しっかり保管しておこう。

源泉徴収票

「1年間に会社から支払われた給与等の金額」と「自分が支払った所得税の金額」が記載された書類だ。

新たな就職先でも所得税の計算が行われる。

所得税の計算の際には前の会社での給与情報が必要となるため、提出を求められるぞ。

場合によっては郵送で受け取ることもあるぞ。

年金手帳

国民年金や厚生年金の被保険者である事を証明する手帳だ。

「就職して厚生年金へ加入」「退職して国民年金へ加入」する際に必要となる。

また、新たな就職先でも提出が求められる大事な物だ。

今の会社に就職した時、実物を会社に預けた場合は会社が保管している。

実物ではなくコピーを提出した場合はあなたの手元にあるはずだ。

年金手帳をなくした場合は、住所地を管轄する年金事務所で再発行が可能だ。

社内へ挨拶 (手短に!)

朝礼など人が集まっている時に挨拶しよう。

私事ではございますが、本日付で退職する事となりました。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

これくらいでいい。長々と語る必要はない。手短にいこう。

本当に世話になった・感謝を伝えたい人がいればその後タイミングを見て個別に伝えればいいし、いないなら無理に伝える必要はないぞ。

退職を切り出せない・辞めさせてくれないなら「退職代行」を使おう

「退職を切り出せない」・「しつこく引き止めに合っている」・「脅されている」

こんな人も世の中には多いんだ。そんな時は「退職代行」を使おう。

簡単に言えば、あなたの代わりに退職手続きを全て代行してくれるサービスだ。

退職に関して苦しんでいるのであれば、使う価値は十分にあるぞ。

詳細は以下の記事を読んでほしい。

まとめ

最低2~3ヵ月前には退職の意思を伝え、業務や後任の引継ぎは計画的に行おう。

有給休暇は上手く利用し、退職後の時間と資金を獲得しよう。

退職時に必要となる書類はしっかりと確認しておき、確実に受け取り・保管しよう。

退職の挨拶は手短に済ませよう。

何事も早め早めの行動が大事だ。

スマートに退職し新たな環境へ飛び出せるよう応援しているぞ。


退職後に必要な手続きについてはこちらの記事を読んで欲しい。

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